存在の窓際に鳥がとまり、
動き出した時間に気づいた
緑色の胎児は這い出していき、
陽を浴び、影を憎み、
その先の腐爛へと
運命がひと回りした頃には
巨大な手が空中に現れ、
四季の糸を結び、
楕円形の接点は閉ざされる
すべては海に流れて、
殉教した手紙になった
存在の窓際に鳥がとまり、
動き出した時間に気づいた
緑色の胎児は這い出していき、
陽を浴び、影を憎み、
その先の腐爛へと
運命がひと回りした頃には
巨大な手が空中に現れ、
四季の糸を結び、
楕円形の接点は閉ざされる
すべては海に流れて、
殉教した手紙になった