Crystalmemento

夜 / 骨壷 / 境界線

ガラス張りの彼女に

運命に向けてあの人を投影する。影だけが存在する夜。あの子が羨ましいのは偽物の世界の住人になったからです。45億年前に出口はすべて消滅してしまいました。運命のそのあとに足を踏み入れた者は、賛美歌を破壊するしかなくなる。灰の薔薇の満ち足りた空想。夢とは上昇する鶏の鳴き声です。これから失うものをぼくはまだ持っていて、もう一度忘れたいすべてをぼくはまだ持っている。ひたすらきみの存在を叩きつづける信仰のない雨になろう。虹を殺してきみの幽霊にはじめましてとお別れの挨拶をしよう。目と目の間で交わされる手紙に意味よりも多くのメッセージを込めて。

きみ自身が原因不明の病なのです。