クリスタルメメント

詩を書きます。

#001

花嫁が放り投げたブーケがバラバラに壊れてひとつの銀河になった時、宇宙に波打つ光のプールサイドでは処女の星たちがまだ放心状態だった。まぶたを下ろすと目の裏側で大人しく輝いている小さい星々が見える。その光から滴る冷たい雫が血液へと変換される時に空を見上げたら人魚が泳いでいた。夜であり、夢でもあるような時間。角砂糖の陰で生き延びている結婚詐欺と本能の裏側で息をしている心臓に会いたい。青空はまだ底なしだ。東京タワーのてっぺんでわたしはキリストだって叫んでみたいよ。