クリスタルメメント

詩を書きます。

天国前夜

偽物になって息を吹き返した
兎に憧れた少女から
甘い猛毒を少し
治療するのは得意なんだ
涙はもう予約してあって
傷跡がかわいい
生きてる間だけ
粘膜に響いて
針のように刺さった
鉛筆で描いた花
勝手にはじまった夏
夢のひとかけら
汚れた笑顔
天国前夜
闇に灯す火
その永遠のなかへ