クリスタルメメント

詩を書きます。

枝先の花嫁

girl is dead から girl is god までは、2メートルにも満たない。

思想の3パーセントをのらねこに提供するまじない師のややペットショップじみた江戸しぐさが引き摺り下ろされるスカート及びスカートへの信仰を偉大なる死へと転居していつも似通った不在を永遠づけている。

終わりはサイケなロジックで編み込まれた一直線の透明な迷路だった。

背徳のガトーショコラやエルメスモンブランを掘り進む欲望と口とフォークの三位一体が真実を詐称する時間を考慮するとおよそ一時間ほどで五分後の世界にたどり着く。時計に鍵を掛ける。時間が滲み出してこないように。これ以上、関係が進まないように。
それでも銀座以上のヴァニラアイスにノイズが混じりだして、伸び始めた蛍光塗料のエーテルをもはや見逃すことはできない。膨張した不安をなでる。

「美しいと思わないと、美しいものはどこにもないんだよ」

この声がどんな世界にもうるさくなりませんように。

箱から飛び出した夜が膨らんで不思議の国にきのうの花を添えた。

「人類が絶滅した後にもう一度会ってください。それですべて諦めます」

もっとも遠くなるはじまりにマイナスの重量を求めて自分の体から逃げ出した手足と離れたがらない右手が彼の左手をつかむ。
体温が欲しい。血液が欲しい。幽霊が欲しい。
形代の自己励起する後遺症としてアイデンティティの凧糸を夜の死体と子猫が道連れの旋律に巻きつける。

「流れない涙に優しさは届かない」
「さよならを鳥かごから逃がして!」

そして少女は顔も体も持たないままかわいい服を着て立っているのでした。