クリスタルメメント

詩を書きます。

真夜中、皮膚の下から

共同作業のくちびるから流れ星が発生したところで雨は重力を失ってキラキラの恩寵になった。秘密の行為を封筒にしまって、花散るだけの仮想世界をいっそうつよく、つよく閉じ込めた。さっきカラスが高所恐怖症になって落ちた地点からぼくの狂気の散歩についてこれなくなった彼女は急に動かなくなったかと思うと隣の芝生の青い死体と役割を交換してしまった。

そして眼に走りこむ光の音楽でじつは唯一の自我を洗脳しつづける灰の残像だけが取り壊された木造校舎の2階で未だに給食を食べさせられている。もう何も改善することのできない生きた幽霊は死ぬまで無意味に食べ続けるしかないのだ。

ようこそ!
正解のないただしさの無間地獄へ!
(お待たせしました。あなたの生命です。どうぞ召し上がれ。)

夜のゆめだって確かにきみの人生の一部なんです。だってきみは見たんだ。
きみたちの病はないものばかりを信じることだよ。
見てもいないものを信じて生きていくんだ。
奇跡だね。毎日がくるしいね。

「せかいがすばらしいことの証拠になる文字列がどこかにありますように」
 という祈りが拡散して、φでくくられる夜空がいまも無数の眼を光らせているよ。

     今日こそぼくたちに有罪判決を下そう。

 しずくが水でできたぼくたちの水面に落ち続けている。
 音のない残響が透明な血液です。

 ——ぜんぶ嘘なのかと思ってました。

 なんて言って歓喜して
 嘘つきどうし信じあえるなら
 あしたは偶然、一日になるのだ。